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政策と路線

『マルクス・リバイバル』読解ノート①――第3章「民主主義」をどう捉えるか

本稿の位置づけ本稿は、マルチェロ・ムスト編著『マルクス・リバイバル』を読み進める中で、第3章「民主主義」におけるエレン・メイクシンス・ウッドのマルクス解釈を手がかりに、民主主義の意味と射程について整理したものだ。あわせて、その問題提起が日本...
政策と路線

日本共産党「資本論学習運動」の再検討

――マルクス研究と綱領、現実政治的重点のズレ近年、資本主義の構造的限界が露呈するなかで『資本論』の現代的意義が再評価されており、日本共産党もこれを重視した大規模な学習運動を展開している。資本主義分析としての『資本論』の有効性や、そこから導き...
組織と運営

幹部刷新と民主集中制の見直し――なぜ改革が起きないのか

序論――なぜこの問題が重要なのか2026年衆院選の結果を受けた総括は、従来と大きく変わらない内容にとどまった。「逆風と自力不足」という説明は繰り返されるが、結果が変わらない以上、その原因をより構造的に捉える必要がある。第8回中央委員会総会の...
衰退と支持減少

2026年 衆院選総括

―― 支持が広がらない要因の構造分析 ――はじめに2026年衆議院選挙の結果は予想通り、あるいは予想を上回る後退だった。長期の退潮傾向に対する総括もまた、既定路線に終始している。「結果は悔しい。逆風と自力不足が原因だが前進面もある。方針に確...
情報発信と世論形成

志位三部作(青本・赤本・緑本)魅力的な未来像の現実的限界

「社会主義・共産主義には自由がない」というマイナスイメージをいかにしてプラスに転じるかを目的とする、志位和夫氏のいわゆる「青本・赤本・緑本」は、社会主義・共産主義の目的を「自由な時間の拡大」にあると強調する。しかしこれは、マルクスの原典から...
政策と路線

主体的条件の担い手は誰か

――第8回中央委員会総会(2026年3月14日)志位議長の中間発言をめぐって本稿は、中間発言にある「主体的条件の担い手」としての政党の位置づけに焦点を当てて考える。発言の原文(抜粋)マルクスが『資本論』で明らかにしているように、資本主義を没...
政策と路線

『資本論』と党綱領の相違点

党勢後退の要因「社会主義・共産主義の問題」とは党勢後退の要因分析において、「社会主義・共産主義の問題」を最大の客観的要因と位置づけている。この整理は、日本社会において社会主義・共産主義という理念が、長期にわたり強い不信や拒否感をもって受け止...
政策と路線

志位議長×ムスト氏対談の役割

2026年1月1日付けしんぶん赤旗にて、志位和夫議長と、国際的に著名なマルクス研究者であるマルチェロ・ムスト氏との対談の詳細が報道された。この対談の中でムスト氏は、ソ連崩壊について「偽の社会主義の終焉としてのみ歓迎すべきか、それとも内部改革...
政策と路線

日本共産党志位議長×マルチェロ・ムスト氏

2025年12月25日付「しんぶん赤旗」に、日本共産党志位議長とマルチェロ・ムスト氏の対談記事が掲載された。(詳細は後日掲載予定)マルクス『資本論』の現代的意義をめぐる興味深い内容だ。そこで、次のことを考えてみる。それは、日本共産党がマルク...
情報発信と世論形成

SNS強化で支持が広がるのか

SNS、とくにX(旧Twitter)を見ていると、政治や政策について学術的・政策的に、そして、冷静に議論が深まっていくケースはあまり見られない。Xは、短文・即時反応・拡散を前提とした設計だ。前提整理や文脈を要する議論がどうしても不利になる。...