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【連載第7回】『資本論』は何のために学ぶのか――日本共産党の学習方針を問い直す

はじめに日本共産党は近年、『資本論』学習を党活動の重要な柱に据えている。志位和夫議長の『Q&Aいま『資本論』がおもしろい』(赤本)や『Q&A 共産主義と自由』(青本)を活用した学習会が各地で開かれ、党大会決定でも「資本論と科学的社会主義の学...
情報発信・社会的影響

「70分で共産主義が完全にわかる」のか――志位氏の恣意的『すり替え回答』(論理の縮小と飛躍)を批判する

はじめに2026年7月6日、選挙ドットコムのYouTube番組「70分で完全に理解できる『共産主義』」が公開された。日本共産党の志位和夫議長が、鈴木邦和編集長から、旧ソ連や中国の問題、産業競争力、計画経済、イノベーション、生産手段の社会化な...
組織・運動

【小論】規約改正を望む声

平和と民主主義を願う有権者の一人、一市民の声として提言する。ストリート対話など、広く党内外の意見を聞くというのなら、この声も真摯に受け止めて検討してもらいたいものだ。それとも、やはり異論は無条件に排除するのか。また、結社の自由を盾に、外部か...
マルクス・リバイバル読解ノート

マルクス・リバイバル⑯第9章「資本と時間性」(モイシェ・ポストン)なぜ技術が進んでも自由な時間は増えないのか

ポストンのマルクス再解釈と日本共産党の理論的課題はじめに技術は発達し、生産性は大きく向上した。以前より少ない労働で、多くの物やサービスを生産できるようになっている。それにもかかわらず、労働時間は大幅には短くなっていない。なぜ、生産性の向上が...
組織・運動

【連載第6回】「反共攻撃」とは何か――批判・攻撃・社会との対話をどう区別するか

はじめに日本共産党は、選挙で行われる排除的な宣伝だけでなく、自党への批判、新聞社の社説や記事、党内外からの異論や改革提言についても、「攻撃」「党への攻撃」と表現することがある。そこに共産主義への批判が含まれる場合には、「反共」という評価が加...
理念・理論

【連載補論】不破哲三のマルクス研究を考察する ――研究書から政治的啓蒙書への変容

はじめに本稿の目的は、不破哲三のマルクス研究を日本共産党の理論形成史のなかに位置づけ、その特徴と、その後の志位和夫による継承・変容を考察することである。党は1976年に「マルクス・レーニン主義」の呼称を「科学的社会主義」へ改めた。このスター...
情報発信・社会的影響

【連載第5回】「共産」という党名は理念を伝えているのか――名称と歴史認識、そして社会との対話

はじめに政党名は、単なる組織の名称ではない。社会に対して、自らが何を目指し、どのような理念を掲げる政党なのかを最初に伝える「言葉」である。日本共産党の党名をめぐっては、長年にわたり党外からだけでなく、党内からも議論が提起されてきた。党名を変...
理念・理論

【連載第4回】「教科書が間違っている」とはどういうことか――歴史的分類と理念としての社会主義

はじめに前回は、「共産主義」という言葉が、一般市民、学術研究、日本共産党の間で必ずしも同じ意味では用いられていないことを整理した。この問題を考える上で興味深い発言がある。選挙ドットコムの対談動画にて、進行の鈴木邦和氏(選挙ドットコム編集長)...
理念・理論

【連載第3回】「共産主義」とは何を意味するのか――その多義性とコミュニケーション的課題

日本共産党が自らの目指す社会像として掲げる「共産主義社会」という言葉は、組織の内部においては「資本の論理から解放された自由な人間の共同体」であり「個人の尊厳と自由の開花」を意味する理念として定義されている。しかし、一般社会においてこの言葉は...
理念・理論

【連載第2回】旧ソ連は社会主義だったのか――理論の更新には説明責任が伴う

1. 「旧ソ連」とは何だったのかまず確認しておきたいことがある。私たちは日常的に、「共産主義」「社会主義」「マルクス主義」「マルクス・レーニン主義」「ソ連型社会主義」という言葉を使っている。しかし、これらは本来、同じ意味ではない。マルクス自...