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政策・路線

日本共産党の存在意義――公共的な対抗軸としての再定義

現状において果たしている4つの役割日本共産党は国会議席を減らしても、なお多くの地方議員を持ち、全国的な地方基盤を維持している。政権を担う現実的可能性は低くとも、国会と地方政治の中で、他党が曖昧にする論点を可視化し、政権監視と少数意見の代表を...
組織・運動

日本共産党の組織改革へのジレンマ――除名・除籍・離党の増加と民主集中制の構造的限界

1. 内部改革はなぜ難しいのか日本共産党の内部改革を考えるとき、まず問題になるのは「制度」と「運用」の違いだ。規約は討論や批判の権利を明記し、形式上は内部からの改善を否定していない。他方で、民主集中制、分派禁止、決定後の行動統一、対外的な異...
理念・理論

マルクスは21世紀に何を語るか――MEGAが解き明かす「晩期マルクス」の真実(マルチェロ・ムスト)

20世紀のドグマを超えて――。MEGA(新全集)の最新知見に基づき、エコロジーや個人の自由を追求した「晩期マルクス」の真実を、現代マルクス研究を牽引するマルチェロ・ムスト氏が解き明かします。ムスト氏『マルクス・リバイバル』を語る~ポスト資本...
マルクス・リバイバル読解ノート

マルクス・リバイバル①第3章「民主主義」

執筆者:エレン・メイクシンス・ウッドはじめに 本稿の位置づけ本稿は、マルチェロ・ムスト編著『マルクス・リバイバル』を読み進める中で、第3章「民主主義」におけるエレン・メイクシンス・ウッドのマルクス解釈を手がかりに、民主主義の意味と射程につい...
組織・運動

日本共産党「資本論学習運動」の再検討――マルクス研究と綱領、現実政治的重点のズレ

近年、資本主義の構造的限界が露呈するなかで『資本論』の現代的意義が再評価されており、日本共産党もこれを重視した大規模な学習運動を展開している。資本主義分析としての『資本論』の有効性や、そこから導き出される未来社会の展望が持つ思想的魅力は、今...
組織・運動

幹部刷新と民主集中制の見直し――なぜ改革が起きないのか

序論――なぜこの問題が重要なのか2026年衆院選の結果を受けた総括は、従来と大きく変わらない内容にとどまった。「逆風と自力不足」という説明は繰り返されるが、結果が変わらない以上、その原因をより構造的に捉える必要がある。第8回中央委員会総会の...
政策・路線

2026年 衆院選総括―― 支持が広がらない要因の構造分析

はじめに2026年衆議院選挙の結果は予想通り、あるいは予想を上回る後退だった。長期の退潮傾向に対する総括もまた、既定路線に終始している。「結果は悔しい。逆風と自力不足が原因だが前進面もある。方針に確信を持ち、次に向けて捲土重来を期す」――。...
情報発信・社会的影響

志位三部作(青本・赤本・緑本)魅力的な未来像の現実的限界

「社会主義・共産主義には自由がない」というマイナスイメージをいかにしてプラスに転じるかを目的とする、志位和夫氏のいわゆる「青本・赤本・緑本」は、社会主義・共産主義の目的を「自由な時間の拡大」にあると強調する。しかしこれは、マルクスの原典から...
理念・理論

「弔いの鐘」を鳴らす主体的条件の担い手は誰か

――第8回中央委員会総会(2026年3月14日)志位議長の中間発言をめぐって本稿は、中間発言にある「主体的条件の担い手」としての政党の位置づけに焦点を当てて考える。発言の原文(抜粋)マルクスが『資本論』で明らかにしているように、資本主義を没...
政策・路線

『資本論』と党綱領の相違点

党勢後退の要因「社会主義・共産主義の問題」とは党勢後退の要因分析において、「社会主義・共産主義の問題」を最大の客観的要因と位置づけている。この整理は、日本社会において社会主義・共産主義という理念が、長期にわたり強い不信や拒否感をもって受け止...