共産党研究――理念はどこで形成されるのか

連載一覧

補論 

第Ⅰ部 問題提起

第Ⅱ部 歴史認識・概念・対話の条件

第Ⅲ部 現代においてマルクスをどう読むか

第Ⅳ部 理念はどこで形成されるのか

第Ⅴ部 SNS時代の政治

第Ⅵ部 理論はいかに形成されるべきか

本論考が問うもの

本研究は、日本共産党を批判・擁護することを目的とするものではない。

日本共産党を一つの事例として、

  • 社会主義・共産主義とは何か
  • マルクス思想を現代にどのように継承すべきか
  • 左派政党はいかに理論や理念を形成・更新すべきか
  • SNS時代に政党はどのように社会と対話すべきか
  • 党内民主主義とは何か

といった課題について総合的な考察を試みるものである。

本論考が最終的に問うのは、

日本共産党は、社会との対話、学術研究、現実の運動、国際的経験を取り込みながら、自らの理論や理念を不断に更新できる組織なのか。

ということである。本連載で扱うテーマは多岐にわたる。しかし、それらは個別の問題ではなく、すべてこの問いへと収斂していく。

本連載の特徴

  • 一次資料・公式資料・学術研究を重視する。
  • 日本共産党の立場も可能な限り正確に紹介する。
  • 異なる立場や反論にも目を向け、公平な検討を行う。
  • 人物への評価ではなく、理論・制度・組織・歴史認識を検討対象とする。
  • 日本共産党だけでなく、海外左派や現代マルクス研究との比較も積極的に行う。
  • 執筆の過程で新たな知見が得られた場合には、必要に応じて内容や構成を見直す。

本プロジェクトについて

本研究は連載として執筆を進める予定である。各記事は、それぞれ独立して読める内容とするとともに、全体として一つの論考となるよう構成する。

また、公開順は時事的な話題や読者の関心に応じて柔軟に変更する場合があるが、全体の設計図と問題意識は一貫して維持する。

本連載を通じて、日本共産党を一つの事例としながら、21世紀における理論形成、民主主義、社会との対話、そして政治組織のあり方について考察を深めていきたい。

参考)「志位和夫委員長への手紙: 日本共産党の新生を願って」鈴木 元 (著)
本書では「安全保障」「党首公選」「社会主義理論」「党内民主主義」「党名問題」など、参考になる論点が指摘されている。